***以下は第一報のログ及び添付されてきたメールのログ情報です。
『マイクロソフト社からのセキュリティーアップデートを偽装したものと思われます。』
(以前お知らせしたものとは異なる可能性があります。)
本日、当社の一部のメールアドレス宛に、下記の内容で不審な実行ファイルが送られてきました。
添付されていた実行ファイルをウィルススキャンしましたが、検知されず、また、メールサーバー側のウィルスチェックにも検知されておりませんでしたので、
未知のウィルスや亜種、ジョークソフト等の可能性もありますので、報告しておきます。
なお、今回のように、マイクロソフトからのセキュリティー情報と偽装して、送られてきた実行ファイルにより感染する件については、
以前お知らせした、「マイクロソフトを偽装した極悪ワーム」編にて詳しく説明しておりますので、ご参考になさってください。
今回送られてきた不審なメールのヘッダ情報は以下の通りです。
差出人: | windowsupdate@microsoft.com |
宛 先: | *****@trusty2000.co.jp(*印は伏せ字) |
件 名: | Windows XP Service Pack 1 (Express) - Critical Update. |
添付ファイル名:winxp_sp1.exe |
本 文:
Window Update has determined that you are running a beta version of Windows
XP Service Pack 1 (SP1). To help improve the stability of your computer,
Microsoft recommends that you remove the beta version of Windows XP SP1 and
re-install Windows XP SP1. If you cannot remove the beta version, you should
still reinstall Windows XP SP1.
Windows XP SP1 provides the latest security, reliability, and performance
updates to the Windows XP family of operating systems. Windows XP SP1 is
designed to ensure Windows XP platform compatibility with newly released
software and hardware, and includes updates to resolve issues discovered by
customers or by Microsoft's internal testing team.
The maximum download size is approximately 3 MB, however the size of the
download and time required may be less for computers that have had updates
previously installed.
To minimize the download time needed for installation, setup will only
download those files which are required to bring your computer up to date.
Windows XP SP1 includes Internet Explorer 6 SP1. Anti-virus software programs
may interfere with the installation of Windows XP SP1. Please disable
anti-virus software while installing the service pack.
Just run the file winxp_sp1.exe in attach and make sure to restart your PC
after installation will be completed.
ソ2004 Microsoft Corporation. All rights reserved. Terms of Use Privacy
Statement
要約...あなたが使用しているWindowsXPのSP1(サービスパック1)はベータ版ですので、安定性を得るために、添付されている最新版を
使用してください...
簡単に調べてみましたが、元の差出人アドレスは*****@msn.comとなっており、やはり差出人は偽装されておりました。
また、フィラデルフィア、ワシントンDCからセントルイスやサンフランシスコを経由して届いておりました。
マイクロソフトでは、このようにメールで実行ファイルなどを送ってくることはないと思われます。
今回のように、ウィルス検知しにくい新種や亜種、そして、ウィルス対策ソフトの対応エンジン完成前に広がることもありますので、
不審なメールやファイル等は開かないよう、日頃から注意しておくことが大切だと思います。
なお、に関する質問等は、基本的に受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。
【に関する参考サイト】
情報処理振興事業協会
シマンテック社
トレンドマイクロ社
→セキュリティー関連の書籍
●アンチウィルス関連ソフト
●セキュリティー関連ソフト
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