『ウィルス感染源はメールだけではない!
WEB上からダウンロードしたファイルにも危険が潜んでいる。』
-TROJ_DELALL.F-
TROJ_DELALL.F(デルオール)は、ハードディスク上のすべてのファイルを削除するです。
主な特徴は、Web上から不審なファイルをダウンロードして実行することによって活動をします。
(もちろん、このファイルがメールに添付されて送られてきたとしても、実行してしまうと感染します。)
この不審なファイル名は、任意に変更される可能性が非常に強いと思われますので、
WEB上から不明なファイル等をダウンロードしないように心がけることが大切です。
また、有名なフリーウェアDLサイトに紛れ込まないとも限りませんので、
日頃からウィルス駆除ソフトの使用及び定義ファイルのアップデートなどの対策を心掛けましょう。
なお、現在分かっているファイル名は以下の通りです。
- 153.lzh
- マンキン.exe
- JDBGMGR.EXE
上記3つのうち、一番注意しなければいけない名前が、【JDBGMGR.EXE】です。 このファイル名は、HOAX(ウイルスのデマ情報)として発表された、
【JDBGMGR.EXE HOAX】に含まれる デマウィルスファイル名と同一のためです。
【JDBGMGR.EXE HOAX】として知られるデマ情報によると、【JDBGMGR.EXE】は、「"JDBGMGR.EXE"というクマ
のアイコンのファイルはウイルスなのでファイル名で検索し、発見したら直ちに削除せよ」といった情報がメールなどを通じて広がりましたが、
この情報で触れられているようなウイルスは実在しませんということでし
た。参照元:
トレンドマイクロ・ウィルスデータベース
しかし、今回のウィルス「TROJ_DELALL.F」によって、【JDBGMGR.EXE】は悪意のあるとして実在してしまうことになってしまったのです。
感染すると…
これらのファイルを実行すると、ローカルディスク(使用しているパソコンに接続されているハードディスク)
内のファイルが全て消去されてしまいます。そのため、ハードディスクに保存されている大切なデータは全て削除されるほか、
OS(Operating Systemの略。Windowsなどのこと。)も消去されてしまいますので、OSの再インストールが必要になります。
最後に、何度も言いますが、感染して被害を受けると知らないうちにあなた自身が知り合いその他にを送ってしまいます。
これによってあなたも加害者になってしまうことをお忘れなく! |
なお、に関する質問等は、基本的に受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。
【に関する参考サイト】
情報処理振興事業協会
シマンテック社
トレンドマイクロ社
→セキュリティー関連の書籍
●アンチウィルス関連ソフト
●セキュリティー関連ソフト
|