ミネソタ州 ミネアポリス レイク・ミラックス
左手前に見えるのが ウォーターランド社のV8。
中央に見えるのがマスキー用の巨大なスピナーベイト。
さて、ミラックス湖に着いた我々は、情報を集める為に地元の釣具店に行き、話を聞いてみた。
アメリカの釣具店の多くは日本と違いルアーの種類・数ともに非常に少ない場合が多い。
陳列されているルアーのほとんどが、その地で実績が高いモノだけでカラーも少ない。
ということは、逆に言えば湖の近くにある釣具店を数軒回れば、おのずとヒットルアー、ヒットカラー、
また、その時期の大体の攻め方が見えてくるということなのだ。
これらが把握できれば日本から持っていったルアーの中からマッチしたモノをチョイスして、上手く織り交ぜてやれば良い。
しかし我々が今回訪れたミラックスという湖は、日本では馴染みが無いが
「ウォール・アイ」という魚の釣りが盛んで、しかも今がベストシーズンということもあり、
バスのルアーや情報が極めて少ないのであった。
ウォールアイという魚は基本的にはエサで釣る。
フライをやっている方は分かるかもしれないが、リーチというヒル
(現地の釣具店で見たものは伸びた時点で体長10cm、幅が3cm程の大きさ。)で釣るのが一番オーソドックスなウォールアイ・フィッシングである。
また、この湖にはマスキーやパイクといった、こちらも日本で馴染みの薄い魚の釣りも盛んであり、
釣具店に陳列されているタックルは ウォールアイ用・マスキー用・パイク用・バス用と大体均等化されていた為、
ショップの店員もこれらを幅広くアドバイスしてくれるのだが、ことバスだけの情報量は期待していたよりも少なかったのだ。
しかし、以前話したようにビデオの撮影の前にテレビ「釣りロマンを求めて」の撮影が予定されている。
そこに出演するバーニーシュルツからの有力な情報を忘れてはならない。
我々は村田基はもちろんのこと、バーニーシュルツ、そしてバーニーの友人であり
ミラックス湖に何回か来たことがあるというマイクと共に夕食をとりながら、
明日から始まる撮影の為のミーティングを行い、情報を整理してゆくのであった。 |