インパクトの瞬間が見えると言う人がいますが、果たして本当でしようか?
ドライバーを打った時に、クラブヘッドがボールに当たっている時間は僅か
1万分の5秒と言うほんの一瞬です。
そしてインパクト時のエネルギーは、
1トンにもおよぶそうです。
この瞬間にクラブヘッドがターゲットに対して、以下に挙げる3つの要素で
パーフェクトにボールに当たっていればスーパーショットになります。
- クラブフェイスの左右の向き
- クラブフェイスの上下の向き
- インパクト時のヘッドスピードと打点の正確性
詳しい説明は、のちほど解説しております。
" 止まっているボールを打つのだから簡単なはずなのに、どうしてこんなに難しいんだろう?"
よく耳にする言葉ですね。
ゴルフがいかに難しいかということが分かる例えがありますのでご紹介致します。
あなたが250ヤード先のフェアウェイの左右10ヤードの範囲内を、ドライバーを使って狙っているとします。
( うまくいけばそんなに大変なことでもないと思いますか?)
これは物理学的には
ライフル銃で月に命中させる事より難しい事だそうです!
また、パッティングマシンで5mのストレートラインを、10回パッテイングしたら何回入るとお思いですか?
実験の結果は3回ほどしか入らないそうです。
ではゴルフボールはインパクトの際に、どの様になっていればどう飛んで行くのでしょうか?
冒頭で紹介した3つの要素が重要になります。
●クラブフェイスの左右の向き
●クラブフェイスの上下の向き
- クラブフェイスのもう一つの関係には、上下の向きがあります。
ボールが飛び出していく高さは、インパクト時のクラブフェイスの "ロフト"と"バックスピンの量"によって決まってきますが、
ドライバー以外のクラブではあまり神経質に考えない方がよいでしょう。
【!ちょっとひとくちメモ!】
ドライバーの場合、出射角 (飛び出して行く角度)が10度前後で、バックスピンの量は2800回転/秒くらいが理想的です。
●インパクト時のヘッドスピードと打点の正確性
- 最後に、インパクト時のヘッドスピードと打点の正確性によって、飛距離が決まってきますが、
詳しくはお役立ちコラムの1番ホールと、よくある質問のコーナー(FAQ)のQ7
に記載されておりますので、そちらをご参照下さい。
【!ちょっとひとくちメモ!】
ヘッドスピードがいくらあっても、打点がスィートエリアになければ、ボールの初速はあがりません。
女子プロは、ヘッドスピード38m/秒でも230ヤードも飛ばせます。
さて、いかがでしたか?
クラブフェイスとボールが、一瞬だけ出会うインパクトの瞬間。
そこには様々なプロセスがあり、ほんの少しズレてしまっただけで、様々な結果が待ち受けています。
もう一度、この記事をじっくり読んで、自分のスイングに当てはめて考えてみると、意外と簡単に理解できると思います。
もうすぐ楽しい夏休みですね。
暑さに負けず頑張って練習しましょう。
さて、次回7番ホールは…
クラブヘッドについてを予定しております。