2002年9月8日に行われた、SOSプロジェクト『池原ダムゴミ拾い』の報告です。
2002年9月8日(日)。-晴れのち雨-
村田基が『村田基フィールドSOSプロジェクト』と題して、巨バスの聖地=池原ダムでゴミ拾いを行った。 イベントとしてではなく、参加賞も何もない単純なゴミ拾い。
池原ダムは、市街地から山道を2時間近く走り続け、やっと到着するような秘境だ。
そんな立地条件の池原ダムにも関わらず、純粋なゴミ拾いに集まってくれたのは、およそ60名だった。
フィールドの状況を説明する村田基 |
AM6:00。
この日全国から集まったのはおよそ60名。
村田基は挨拶の中で、「野池などの多くのフィールドが、ゴミの放置や迷惑駐車などの問題により、釣り禁止となっている現状をわかって欲しい。」と強く訴えながらも、「たかがゴミ拾い」だけのイベントに、これほどまでの参加者が全国から集まってくれたことに感謝の意を表した。
また、「釣りをしながらゴミ拾いをしていただいても結構ですよ!」という呼びかけにも関わらず、ほとんどの参加者はゴミ拾い中心の一日となったことにも驚きを隠せなかったようだ。
村田基に同船し、一緒にゴミ拾い
立ち木に残されたラインを回収。 |
立ち木に残されたラインを見てみると、一つ気がついたことがあった。
それは、残された(すなわち切られた)多くは、細いラインであったこと。そしてそれらのほとんどは、数メーターもあるラインが木にグルグル巻きにされた状態で残っていたことだ。
つまり、立ち木への落とし込みによって立ち木にフックがひっかかったのではなく、バスがヒットしてから立ち木に絡まれたことのあらわれではないだろうか?そしてそれらの多くは細いライン
であったこと。 それによってバスとのファイトに自分のアドバンテージが保てないまま、ドラグを出し続け、立ち木に潜られているのではないかと想像できた。
もちろん、これはあくまでも推測ではあるが、中には2ポンドくらいのフロロも見つかり、唖然となったのも事実である。
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集まったゴミを分析してみると…
続々と集まるフィールドに放棄されたゴミ。 この後桟橋いっぱいに集まった。 |
午前中に拾われたゴミを分別してみると、立ち木などに絡まったラインやフックなどの他、ペットボトルや空き缶、コンビニのビニール袋、そして意外と多かったのが発泡スチロール
の破片などといった、一般生活ゴミであった。
これらのことから、釣り人だけがゴミを捨てているわけではないようだ。
-正午には村田基が船上セミナーを開催-
珍しい光景-船上セミナー |
PM12:00〜PM1:30
「山奥まで集まってくれた参加者の方に感謝する意味で、ロクマルの釣り方を教えます!」と、普段はなかなか見ることができない船上でのセミナーが行われた。
フィッシングショーなどでロクマルの釣り方を教えてきた村田基だが、この日はなんと言っても池原ダムで、しかも船の上からのセミナーということもあり、非常に盛り上がりを見せた。
オスプレイなどのスイムベイトを実際にキャストし、スイミング姿勢やリトリーブ方法を伝授。スピナーベイトやバトルスイマーのスイミング姿勢まで、村田基自身が動かすルアーのアクションを
実際に目の前で見ることができたことの意味は大きいと思う。
-PM4:00からはキャスティングセミナーを開催!-
参加者一人一人に密着してキャスティングフォームを教える村田基 |
PM4:00〜
まずは、村田基によるキャスティングを披露。オーバーハンド、バックハンド、フリップキャストなどを実践し、それぞれの特徴と注意点などについて説明した。
そして目玉となる、参加者全員のキャスティング個人指導
参加者全員の微妙に異なるキャスティングフォームをそれぞれチェック。それぞれに合ったフォーム修正が行われた。
-そして解散-
この美しいフィールドを守るのはアナタだ! |
すべての参加者に対してキャスティングフォームを教え終えると、長いようで短かった一日が終わった。
フィールドからのSOSを受けて、ロクマルの聖地=池原ダムで行われたゴミ拾い。
次回はどこになるか未定だが、あなたの得意とするフィールドで、誰かがゴミを拾っていたら一声掛けてみよう。 もしかしたらそれは村田基かもしれない…
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