ティーチングプロの "レッドべター" が書いた、日本向けのレッスン書に ...
[ 日本のアマチュアゴルファーの多くがヘボで、スライサーが多いのに驚いている。 ] といった内容の文章があります。
しかしながら、私は...
"日本人が他の国の人と比べて、運動神経が劣っている。”などとは決して思いません。
本当に他の国の人々と比べて、日本人ゴルファーがヘタだとするならば、その原因は、
ゴルフを取り巻く "環境" "文化" "風習" などにあるのではないでしょうか。
例えば第一に...
- ゴルフ場や練習場の料金は高く、土曜日や日曜日は大変混雑している。
- ゴルフ場の予約も取りにくい環境にある。
そして...
- ゴルフはスポーツではなく、中年のあそび事くらいにしか考えず、ゴルフクラブのメンバーになって、カントリーライフを楽しむというより、
所詮は接待の場として大いに活用しようとする。
さらには...
●ヘタな教え魔の横行により飛び交う様々な呪文…
- リキむな !
- 軽く振れ !!
- 手打ちだ !!!
- タメがない !!!!
- クラブを立てろ !!!!!
- 体重移動をしろ !!!!!!
- 回転が足りない !!!!!!!
- ヘッドアップするな !!!!!!!!
と、まあ数え上げたらキリがありません。
皆さんもかつては相当聞かされたはずです。
なに、今でも言われてる?
ひどい人になると.....
" ああしろ、こうしろ! " と、難しい事ばかり言われて、それが出来ないとなると、挙げ句の果てには
バカ呼ばわりされて、
最後にはゴルフをやめてしまった人を私は知っています。
もし、これらに該当する理由で、" 最近どうもゴルフが面白くない。" なんて思ってしまっている方がいらっしゃいましたら、
一生懸命練習をすることをちょっとだけやめてみるのも、ゴルフの上達に役立つと思います。
日本人のゴルファーのうち、コンスタントに100を切れる人は1割強程度ともいわれています。
考えてみて下さい。400ヤードも先の、あんなに小さなカップに4打で入れるなんて、ものすごく大変で奇跡的な事なのです。
シングルプレイヤーになるには、来る日も来る日も、気の遠くなる様な反復練習をするしかないのですが、
その練習さえ嫌いになってしまうようでは、元も子もないと思います。
また、" 技術論 " や " 知識 " で、頭デッカチになり、体が動かなくなってしまうより、コースでは、
景色を楽しむなどといった精神的余裕を多く持ち、結果を恐れずに思い切りの良いプレーを心がけたり、
お風呂上がりにビールでも飲みながら、今日1日の楽しいプレーの話でもして、明日の活力にするといった余裕が生まれてくれば、
それもゴルフ上達に役立つハズです。
メンタル面と技術面、どちらも重要なテクニックだと思います。
ゴルフが嫌いになりそうな方や、スランプで悩んでいる方がいらっしゃいましたら、是非、試してみて下さい。
さて、次回6番ホールは...
すべてはインパクトにあり!を予定しております。
ゴルフクラブとゴルフボールの、ほんの一瞬の出会い。
そこに隠された重要な秘密を探ってみたいと思います。