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2番ホール
ゴルフクラブはグリップ・シャフト・ヘッドの3つのパーツによって作られています。
そこで今回は、グリップに焦点を絞り、話をしたいと思います。


たかがグリップ!なんて思っていませんか?
著 者:ゴルフ工房JIM 組立責任者・吉野 優

ウッド・アイアン用のグリップと、パター用のグリップでは、形や重さがかなり異なります。
材質は、ほとんどがゴム製で、その中に凧糸様の糸が全体に入っているコード入りグリップ、 そして、コードが半分だけ入っているハーフコード入りグリップ、 また、ゴムだけで出来ているラバーグリップがあり、昔はよく見かけた革製のもの もパター用グリップとしては一部残っております。
コード入りグリップの特徴は、硬くてしっかりしています。  それに対してラバーグリップは、柔らかめで手にしっとりとした感じを受けます。

太さも、細目・普通・太目があり、太いグリップは手首が使いにくく、細いグリップほど、手首を使いやすくしてくれます。

[!ちょっとひとくちメモ!]

一般的には、早いグリーンには太めのグリップのパターが適しているといわれています。

これらをふまえた上で、グリップの材質や太さの好みは、最終的には人それぞれのフイーリングによる所が非常に有りますので、様々なグリップを試してみると良いでしょう。

次にグリップの重さですが、これはスウィングや飛距離、球筋にまで大きく影響しますので、十分に注意する必要があります。
重さは、ウッド・アイアン用で30g〜55g位。パター用では50gから、重いものでは140gのものまで有ります。

 勿論、グリップの重さが変わればクラブ自身の重量もそれに比例して変わります。
ドライバーを例にとると、50gのグリップでヘッドバランスD1、総重量290gのクラブに、40gのグリップを入れ替えるとヘッドバランスD3, 総重量280gのまったく異なったスペックのクラブになってしまいます。
つまり、重いグリップにするとヘッドバランスが軽くなり、軽いグリップ にするとヘッドバランスは重くなるというわけです。

最後に、シャフトに対するグリップの入れ方ですが、普通はクラブフェイスをスクウェアにして、シャフトの中心にグリップの中心線が合う様に入れます。
ご自分で入れ替える場合には、以下の事に注意しながら行うと上手くいくはずです。

スライスを嫌う場合、グリップの中心線がシャフトに対して右側 になるように入れて下さい。
フックを嫌う場合は、その反対で、グリップの中心線がシャフトに対して左側 になるように入れると良いでしょう。
グリップの差し込み方で、スライスフックが治る場合が有りますから、試してみて下さい。

最後になりますが、グリップは体とクラブを結ぶ唯一のパーツです。
非常に大切なものですから、グリップを交換する時には十分に気を配ってください。
また、交換の費用はウッド、アイアン用のもので、一本1,500円〜2,000円ほどです。
もし、これらの説明で分からないことがあれば、メールに質問を書いて下されば、分かりやすくお答えいたします。

さて、次回3番ホールは...
「目標に対するスタンスの取り方とその時の勘違い
について、分かりやすく解説致します。

お楽しみに!!


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