突撃する前に...

はじめに。

 このコーナーは、海外遠征初挑戦という人の参考になればと思い作りました。
海外へ釣りに行く時に持っていったほうが良いと思われるものをいくつか紹介しておきます。  心配性の釣れない君が海外へ行く時に用意しているものを載せましたが、全てを揃えなくても問題はないと思います。 実際に釣れない君より海外遠征経験が豊かな人はクサルほどいらっしゃいますし、「そんな大袈裟なモノはいらねーよ。」という意見もあるでしょう。  また、「ここで紹介されたものを持っていったのにトラブった。どうしてくれるんだ!」というようなクレームには一切責任を持ちませんので、予めご了承下さい。あくまでも釣れない君の場合ということです。ただし、「自分の身を守るのは自分だ。」ということをアタマに入れておいて下さい。また、渡航前には必ず以下のサイトなどで目的地或いはその周辺の情報を仕入れるようにしましょう。
海外安全情報関連

外務省が発表する海外の危険地域と流行っている病気の情報。
渡航する際には、今どのような事態が起こっているか?予防接種の有無は?...自分の命は自分で護る!海外へ行く時の基本です!
国別安全情報 感染症情報
外務省が発表する、渡航関連情報や国・地域別海外安全情報などのサイト。 海外渡航者のための感染症情報
海外危険情報 マラリアネット
一般渡航者向け・海外安全ホームページ。最新海外危険情報などがある。 マラリア情報ネットワーク事務局による海外感染症情報

その1
事前情報

最低限、自分が行く釣り場の状況を把握しておくことがホゲらないためにも重要です。 特に地元の釣り人がどのような釣り方をしているか、 使用するルアーの種類やサイズ、カラーから始まり、 対象となる魚に必要なロッド、リール、ラインなどを、余裕を持ったスケジュールで入手しておきましょう。これらの情報は、経験者またはガイドを予約する際に聞いておきましょう。
 また、渡航先によっては、予防注射が必要な国もありますので、事前に調べておく必要があります。 注意:ブラジル、アフリカの一部の国は黄熱病の予防接種が必要です。

その2
ガイド

海外で釣りをする場合、多くは、釣り場に精通しているガイドを雇うことになります。 2度目の訪問や、ちょっとした時間を作って釣りをしようと思っている場合は、 現地でなんとかしても良いのですが、 できるだけ出発前に現地のガイドを頼みましょう。ただし、好シーズンや有名なガイドによっては、ヘタをすると1年以上も前から予約がいっぱいなんてこともありえますから、 出来るだけ早くガイドを見つけておいたほうが良いと思います。ガイドについては、旅行代理店に問い合わせするのが一般的です。
(フロリダの名ガイド=Capt.ボブ、アラスカの名ガイド=ジョニーなら、紹介できますので、メールを入れて下さい。)
ガイドの紹介を希望の際は、できるだけ余裕を持って送ってください。また、件名にはガイド"紹介希望"と書いてください。

その3

ここでは衛生状態があまり良くない国に行く時に持っていったほうが良いと思われるモノを紹介しておきます。抗生物質 水や食べものでひどくあたってしまった時や、 ケガをして化膿してしまった時に役立ちます。解熱剤 病気やケガで熱が出た時に使用します。苦しい時には「いくらでも払うから効く薬が欲しい」という気にさえなってしまいます。 痛み止め 腹痛やケガの痛みに絶えられなくなってしまっても、奥地では薬局がありません。出来れば持って行きましょう。釣れない君はメディソンBOXを常に持ち歩いてます。

その4
防虫スプレー

これはメキシコに行った時の悲惨な喰われ痕です。この時はブヨ=黒ゴマ大の小さな虫に喰われ、 2 週間も強烈な痒さに悩まされました。また、ブラジルやアラスカ、 オーストラリアでは蚊の猛攻に遭うこともあります。地域によっては、熱帯縞蚊などがマラリアやデング熱、黄熱病を運ぶことがあますので、注意が必要です。 日本から持っていった防虫スプレーは現地の強者にあまり効かないようなので、訪れる国のアウトドアーショップなどで、強烈なモノを入手したほうが良いと思われます。注意書きに「これを使うとガンになります」 なんてコワイやつを見たことがありますが...

その5
消毒その他

万が一ケガをしてしまった場合にはすみやかに対処することが肝心です。 特に暑い国や衛生面で不安がある場所では、すぐに手当しましょう。マキロン 傷口を水で洗えない場合は、(ミネラルウォーターが無い場合)消毒剤でできるだけ綺麗にキズ口を洗って下さい。絆創膏及び包帯 キズ口を消毒し、化膿止め等の薬を塗った後は、ウォータープルーフの絆創膏などでキズ口をプロテクトして下さい。日本とは違い、変な雑菌が入るととんでもなく化膿します。破傷風などはとてもキケンなので出来る限りの注意をしてケガのないように心がけましょう。

その6
毒出し

これは爬虫類に詳しい友人に教えていただいたのですが、万が一毒虫に刺されたり、 毒ヘビに咬まれたりしたら(笑)、 早めに医師の診断を受けることは言うまでもありませんが、 応急処置としてその場で毒を吸い出しましょう。ナイフ等で切開すると、 ばい菌が入りますので、 この様な器具を持っています。写真はインセクト・ポイズン・リムーバー。

その7
日焼け止め

炎天下の中一日中釣りをしていますので、日焼け止めクリームやリップクリームは必需品です。特に、日差しが強い国(赤道近辺など)では一日でやけど状態になってしまいます。また、日焼け後のケアーとしてアロエエキス入りのローションを持っていると非常に楽だと思います。

その8
サングラス

赤道付近などで日射しが強い中で一日中釣りをしている場合、目を保護するためにもサングラスを持っていきましょう。 特にお薦めなのがブラックフライの偏光サングラス。 釣れない君も様々な偏光サングラスを持っていましたが、これに勝るものナシです。ある程度のニゴリでも水中のストラクチャーや魚の姿が手に取るように分かるため、釣果にも良い影響を与えてくれます。写真はブラックフライのディペストフライ。

その9
トランシーバー

複数で釣りに行く時に役立つのがトランシーバーです。 同行者が異なる船に別れた場合、それぞれのガイドが自分のシークレットポイントに入ることがあります。トランシーバーをお互いに持っていれば途中で連絡がとれるので、 なにかと便利です。釣れない君はアメリカに行くときはアメリカ仕様のトランシーバーを使ってます。 国によって使用して良い周波数の規定がありますので注意して下さい。写真はMOTOROLA社製のもの。通信可能範囲はおよそ3km。

その10
日用品

宿泊先によっては、目覚時計やドライヤー,バスタオルなどが備え付けられていない場合もあります。早朝にガイドと待ち合わせをしているのに、目覚ましが無いため寝坊した。 なんてことがないように、目覚時計を持っていきましょう(時差の調整はするように!)。また、 せっかくの自己記録更新時に髪の毛ボサボサなんてのもショックですよね。 釣れない君はクセ毛なので、 海外用ドライヤーをいつも持参してます。後は秘密兵器としてZiplockのフリーザーバッグ(厚手のもの)を愛用してます。これは、液漏れしそうなものを入れたり、スーツケースにワームを収容する時などに非常に便利です。




ここに取り上げた物以外でも、訪問国によっては、水を浄化する薬や即席食料など、持っていったほうが良いと思ったら持っていくようにしましょう。ただし、ウェイトオーバーなど、荷物が多いと地獄です...。日本を出発する際に積み荷のウェイト制限があり、規定を越える場合はオーバーウェイト料金を取られてしまいます。 また、釣れない君の経験(同行者の様子を含む)から考えると、事故やケガ、体調を崩すのは現地で釣りを始めてから3日目が多いように思えます。これは体力的原因や、現地への慣れ、帰国が迫ってきていることや、目標のサイズが釣れなかったこと(笑)による焦りが原因だと思います。みなさん、くれぐれも注意して海外での素敵なフィッシングを経験してきて下さいね。                                    海外遠征釣行記リストに戻る